賃貸は購入したマンションに比べてトラブルが多いのか否か
賃貸マンションやアパートを選ぶ際に大事なポイントは色々あるかと思います。
家賃はいくらか、敷金・礼金はいくらか、周辺の治安はどうか、などなど。
さらに抑えておかなければならないポイントは、管理会社がしっかりしているかどうかということです。
管理会社は、文字どおりマンションやアパートを管理するのが仕事ですから、物件を借りている人たちが安心・安全に暮らせるようにきちんとサポートをしてもらいたいものです。
当然、借主に対して真摯に対応してくれるところもあるとは思いますが、中には不誠実な会社もあるようです。
今回は、私の友人が経験した管理会社とのトラブルをお話しします。
友人は都内の賃貸マンションに住んでいました。
間取りは1Kタイプ。
家賃はその地域に比べても結構お安くなっていました。
典型的な一人暮らし用のマンションです。
部屋は狭かったものの、職場に歩いていける距離にあったことが、このマンションを借りる決め手になったようです。
そこに住んでから5年ほど経ったときのことです。
友人は、新たに好条件の物件を見つけました。
間取りも広く、職場にもさらに近く、キッチンも広めの1LDKタイプの賃貸マンションでした。
当時住んでいたところの部屋は狭かったところが不満だっため、友人は即決して引越しを決めました。
そして、退去の日。
友人は管理会社に立ち会いを求めて、旧居で待っていました。
そこに現れた人物が、とんでもない人だったのです。
高級スーツとブレスレットなどの宝飾品を身にまとう長髪の男。
一見、ホストや怖い生業をしているような風貌だったようです。
あいさつもそこそこに、部屋を見るやいなや、「ここが傷んでいる」「ここを修復するにはお金がかかる」など、友人の言い分を聞かぬままどんどん査定していきました。
かなり高圧的な態度だったようです。
それまで管理会社がここまで感じの悪いところだったとは、友人は気づいていませんでした。
もしそれがわかっていたら、ハナからそこの会社が扱う会社の物件に住むことはなかったでしょう。
強面の男は、高圧的な態度をとったまま、ものの五分で帰っていったそうです。
「今まで住んでくれてありがとうございました」などの感謝の言葉もないままに。
友人は、その不誠実な態度に呆気にとられたようです。
結局、敷金は返ってこないどころか、逆に約5万円ほど支払うことになりました。
私も何度かその友人のマンションに遊びに行ったことがありますが、特に傷んでいる箇所はありませんでした。
良心的な管理会社であれば、敷金が返ってきても当然の部屋の状態でした。
しかし、不誠実な管理会社の物件を選んでしまったことは、友人にとって不運でした。
賃貸マンションやアパートを借りる際は管理会社のことも調べる必要があると実感した、友人の体験談でした。