売るのをやめて自宅リフォームで人生初のオートロックマンションにお引越し!

マンションはリフォームと売るのどちらが良いの?

二世帯住宅の我が家を一部リフォームすることになり、私達家族だけ40日ほどマンションに仮住まいすることになりました。
本当は仮住まい専門の不動産業者から仮住まい先を手配してもらえるはずだったのですが、なんせ物件がない!
短期間の仮住まいは大家さんから嫌厭されるとのこと。
というわけで借りられる物件は一軒家のみしかなく、希望しているエリアからだいぶ離れたような物件しかありませんでした。
たった40日しか住まないのに、敷金・礼金も払わなければいけないのも納得いかずあれこれ調べてみると、ウィークリーマンションに住むという
策を見つけました。
ちょうど希望エリア内にいくつか良い物件がありましたが、なんと内見できないというのがデメリットでした。
それでもやはり金額的にはウィークリーマンションの方が安く済むとのことで、外観や参考写真、間取りだけを参考に物件を決めました。
家族3人なのですが、単身用物件に引っ越したためとにかく狭い。
とはいえ、いくつかの案件のなかでも一番広い物件、キッチン周りもIH完備と一番綺麗な物件をチョイスして大正解でした。
人生で初めてオートロックのマンション!
初めはウキウキしていましたが、管理人さんが在ちゅうしていたため意外と気を遣いました。
子どもを幼稚園に送ったり、外にごみを捨てに行ったり、買い物をしたりと何度もマンションを出入りするために管理人さんに
挨拶するのは、普段一軒家に住んでいる私にとっては面倒くささがありました。
ただ、奇跡的にとても優しい管理人さんだったためストレスは少なかったのが幸いでした。
40日間住むにあたって、いろいろ困ったことや分からないこともありましたが(ごみの捨て方や荷物BOXの使い方など)
優しい管理人さんのおかげで「助かった!」と思うことを何度も経験しました。
振り返ればあっというまの40日間でしたが、単身物件のため冷蔵庫も「これじゃ何も入らない」というくらいの小ささだっため
毎日のようにちょこちょこ買い物に行かねばならず、大変でした。また、部屋のなかで子どもが遊べないため毎日のようにお出かけ
するのも体力が要りました。
さらには仮住まい先への引っ越し、40日経って元の家に戻るときの引っ越しと短期間で2回の引っ越しはかなりハードでした。
引っ越し業者さんもこのような引っ越しはなかなかないようで、大変そうにしていました。
ちなみに、イケアの家具や通販の安い家具は、引っ越しのときに壊れやすいからおすすめしないですと引っ越し業者さんから言われました。
運ぶのを断る業者さんもあるそうですよ!

住んでいるマンションによってもその価値や住みやすさは変わります

父の住んでいるマンションは住みやすさがバツグン!

私の住んでいたアパートの一番良い季節は春です。歩いて目と鼻の先の川沿いに桜並木があり、四月の訪れと共に一斉に淡い花を咲かせます。毎年大規模な桜まつりが催され全国各地から大勢の人々が開花を楽しみ、何十と軒を連ねる屋台からは美味しそうな香りが立ち込めます。期間中は臨時駐車場はいつもいっぱい。近所の道路は駐車場待ちの車の列が長々と続きます。私は渋滞も時間も気にせず自由に桜を見ることができ、お得な花見を楽しむことができました。
アパートに越してきたのはちょうど春。引っ越しの荷解きはほどほどにして、桜を見に1人ででかけました。桜まつりの最中に迎える初めての土日ということもあり、人の波がすごくゆっくりと桜を見て回ることができなかったのを覚えています。かろうじて屋台をいくつか回り、たこ焼きと焼きそばを夕飯に購入して帰りました。初めて見た桜並木は美しさと喧騒が混ざり合い、少し体に疲れが残りました。
アパートの生活に慣れてくると、2つ上の階の老夫婦と少しずつ話しをするようになりました。何でも娘が琴の先生をしており、アパートの一室を借りて教室を開いているとのこと。たまに聞こえる弦を爪弾く音は何だろうと思っていましたが、この音色だということが分かりました。
二年目の桜は琴の音色を聞きながら、静かな室内で缶チューハイを片手に晩酌をしました。夕闇の迫る室内で窓をうっすらと開けます。春先の冷たい外気と、アパートから少し離れた屋台通りから聞こえる人の声と漂う香り。そこに琴の音色が混ざり合い非日常を作り上げます。ベランダに舞い落ちる桃色の花びらが夕焼けに燃え、宝石のように光りました。
三年目は真っ暗なアパートの室内で泣きながら桜まつりを迎えました。あの美しい並木を好きな人と歩くことは叶いませんでした。思い切って一緒に見ようと異性を誘いましたが、あっさりとふられてしまい、桜を眺めるのはとても辛く、その香りは胸を刺すようです。何故あの川沿いを歩くカップルや、家族連れのように誰かと一緒に桜を見ることができないのかと、悔しくてとにかく涙が出てきました。締め切ったカーテンを薄っすらと開けると、桃色にライトアップされた夜桜が目に入ります。どうして桜が見えるアパートを選んだのだろうと自分を恨みました。
最後の年は一人で川沿いを散歩しました。携帯を片手に桜を写真へ収めます。四月の末に私は今のアパートを離れ、都会へ引っ越しが決まりました。勤めていた職場も辞めました。寿退社です。失恋をした年の年末に、私は今の主人と出会い、結婚することになりました。春先の主人は仕事が忙しく一緒に桜をみることはできませんでしたが、引っ越す前に一緒に春の訪れを見守ってくれた桜を手元に残そうと考えたのです。群青の空の下咲き誇る薄紅の花。お気に入りの一枚を求めて私は何度もシャッターを切りました。
主人は今年は一緒に見ることができなかったけれど、来年は見に来ようと約束をしてくれました。もうすぐ子供が産まれる予定です。私の様々な感情を呼び起こす桜並木。来年の春は、主人とベビーカーを押しながら、あの懐かしいアパートと一緒に眺める予定をたてています。

マンション売却のチラシにはご用心!?

私の父が不動産関係の仕事をしていたので、子供の頃から新聞の折り込みチラシで入ってくる新築や中古の物件の間取りを眺めるのが好きでした。
はじめはいまいちよくわからない間取りも、眺めているうちにそれなりに理解できるようになってきました。
さすがに価格や建蔽率などという難しい事はわかりませんでしたが、完成予想図のイメージイラストから間取り図で部屋の中を想像して楽しんでいました。
近頃のような大判で多彩な色遣いで、部屋の一部などの写真などがあまりなかったので、想像を膨らませて実際に足を運ぶということがとても大切な時代だったと思います。
足を運ぶことが大切なのは、今でも変わらないと思いますが。
暇さえあれば、広告を眺めていたおかげで、ある程度の年になると物件の場所と大まかな間取りなどで、おおよその価格まで予想できるようになりました。
いまだ戸建てやマンションの購入の予定がないのですが、賃貸物件を見るときに案外役に立っています。
新聞を取っていない現在はポスティングの分譲マンションの間取りを眺めて、夢をはせています。
実際に買うわけでもないのに「ウォークインクローゼットは必要がないから、各部屋に一つクローゼットがほしい」だとか、「部屋が油でべとべとになりそうでいやだから、対面式のキッチンはいや」とか、言いたい放題です。
ウォークインクローゼットを使うほど衣装もちでないし、ハイカラすぎて活用の仕方がわからないとかいう状況になるかもしれません
あとはとても所帯じみた要望で「広い窓で、部屋中に太陽がいっぱいはあこがれるけど、家具を置きやすいのも大事よね」なんて。
部屋の電球などは取り替えやすい方がいいだとか、プランター菜園をしたいので、ベランダは少し広めがいいなと、夢が膨らむ膨らむ。
夢を膨らませるだけならお金もかからないので、一生かかっても買えなさそうな100平米ほどの間取りを見たりするのですが、すでに貧乏根性が根付いてしまっているので、あまりに部屋数が多すぎてみていても楽しくないのです。
あまりに現実とかけ離れすぎていると、夢も膨らまないということを覚えました。
しかし、ふと現実に戻って築年数や立地条件などをみてじっくりと価格を見ると、立地条件の良い物件は年数がだいぶ経っていてもなかなか良いお値段ですね。
大きな地震もあったので耐震性の事なども心配なところですが、どうも耐震性の安全性が高いものも多くあるらしく、そのマンションの管理状態によっても変わってくるとのこと。
大きな買い物をするときは、きちんとした下調べは勿論、チェックも必要になりますね。
今日はネットで物件を眺めていて、今日日流行りの高層マンションを検索して価格を見ておったまげているところです。